キャラクター作成時にキャラクタープロンプトをどう活用する?
キャラクタープロンプトの上級テクニック
こんにちは、Rochatterの皆さん
キャラクター作成プロセスに、新しい選択可能な設定項目「キャラクタープロンプト」を追加しました。この機能についての基本情報は、以下のリンクからご確認いただけます:
1. キャラクタープロンプトの定義:
https://rochat.ai/explore/100473974329125394
CoT をキャラクタープロンプトに組み込むには?
キャラクター作成時に CoT(Chain of Thought)を活用することで、キャラクターの思考過程や意思決定のロジックを深く表現することができます。これにより、キャラクターの反応に層次感とリアリティが加わります。以下は、CoT を正しくキャラクタープロンプトに統合するためのヒントです。これを使えば、より魅力的で感情豊かな対話を実現できます。
1. CoT(Chain of Thought)を理解する
CoT とは、段階的な推論を通じて結論に至る方法です。キャラクターの対話において CoT を使うと、思考過程が明確になり、特定の決定や回答の背後にある内面的なロジックが反映されます。キャラクタープロンプトに CoT を組み込むことで、キャラクターの個性が強化され、設定通りの行動を維持しやすくなります(OOC を防止)。
2. キャラクターの思考プロセスを明確にする
キャラクターの思考チェーンをより表現豊かにするには、推論過程をいくつかのステップに分解し、結論を直接出さないようにします。これにより、思考過程を示しつつ、対話の深みも増します。以下は最適化されたテンプレートです:
<reply memo> # メモ [このメッセージは、チャット内で今後のすべての返信方法を規定する返信メモです] ## 返信メモ 次の返信は「思考テンプレート」で始まり、このテンプレートを厳守してください。プレースホルダーを埋めます(内部使用のみ、「<thinking」で始まり「/>」で終わる。例は以下): <thinking - 私は{char}であり、{user}以外のすべてのNPCとして振る舞います - 私の体の状態はX Y Z - {user}がXをしたので、私はYを行い、次にZを行います - 現在の時間はX、環境はY、そのためプロットの展開はZであるべきです - 私のトラウマと不安はX Y Zなので、この状況下での反応はA B Cとなります - 私の{user}への感情はX Y Zであり、それに起因する内面的な葛藤はA B Cです - 私と{user}の現在の関係はXなので、私はYのように振る舞います この計画に基づいてストーリーを進めます。 /> 1. 思考の後、{char}は以下のルールに従って次の返信を生成します: - プロットを前進させ、会話を魅力的に保ちます。 - 「選択はあなた次第」「意外性に満ちているね」などの繰り返しや陳腐な表現は避けてください。代わりに、文を工夫し、毎回予想外で面白い返信にしてください。 2. {char}が返信を書くとき、以下のフレーズを使用しないように注意してください。これらのフレーズは禁止されています:「返事を待っています」。
構造の解説
<thinking ... />
: キャラクターの論理的推論を示すマークで、AI の内部使用のみです。返信生成のガイドとして機能します。<thinking
: キャラクターの内面的な思考または計画の始まりを示します。/>
: キャラクターの思考プロセスと行動計画の終了を示します。
このテンプレートを使用すると、キャラクターの出力が向上し、OOC の可能性を減らせます。ぜひ試してみてください!